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A列車で行こう ポータルサイト > 特別企画 > A列車jp発「お出かけ、IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道 ~元『特急街道』の旅~」


目次
00時19分発 寝台特急「日本海81号」青森行き(臨時)
02時00分頃 寝台特急「つるぎ」新潟行き(金沢駅は通過扱い)
03時26分発 急行「越後」新潟行き(臨時)
04時17分発 急行「きたぐに」新潟行き
04時29分発 急行「アルペン」富山行き(臨時)
06時01分発 特急「北越1号」新潟行き
06時38分発 特急「北越81号」長岡行き(臨時)
07時44分発 特急「北越3号」新潟行き
08時55分発 特急「北越5号」新潟行き
10時19分発 特急「雷鳥1号」富山行き
10時48分発 特急「雷鳥3号」新潟行き
11時15分発 特急「白山2号」上野行き
11時23分発 特急「しらさぎ1号」富山行き
11時55分発 特急「北越7号」新潟行き
12時19分発 特急「雷鳥7号」富山行き
12時41分発 特急「雷鳥83号」富山行き(臨時)
13時22分発 特急「しらさぎ3号」富山行き
13時33分発 特急「白鳥」青森行き
14時05分発 特急「北越9号」新潟行き
14時47分発 特急「雷鳥13号」新潟行き
15時11分発 特急「白山4号」上野行き
15時17分発 特急「雷鳥15号」富山行き
15時24分発 特急「しらさぎ5号」富山行き
15時35分発 特急「北越83号」長岡行き(臨時)
16時19分発 特急「雷鳥17号」富山行き
16時46分発 特急「北越11号」新潟行き
17時15分発 特急「雷鳥21号」富山行き
17時20分発 特急「しらさぎ7号」富山行き
18時16分発 特急「雷鳥25号」新潟行き
19時14分発 特急「雷鳥27号」富山行き
19時47分発 特急「雷鳥29号」富山行き
20時17分発 特急「雷鳥31号」富山行き
20時23分発 急行「越前82号」上野行き(臨時)
21時05分発 寝台特急「日本海1号」青森行き
21時11分発 特急「雷鳥87号」富山行き(臨時)
21時17分発 特急「雷鳥33号」富山行き
21時23分発 特急「しらさぎ11号」富山行き
21時44分発 寝台特急「北陸」上野行き
21時55分発 特急「加越13号」富山行き
21時59分発 急行「能登」上野行き
22時16分発 特急「雷鳥37号」富山行き
23時55分発 寝台特急「日本海3号」青森行き
国鉄が分割民営化されJRが発足した1987年(昭和62年)春、JR北陸本線の金沢駅から富山駅方面へ発車していた特急・急行列車のリストです。臨時列車を含めると、1日に42本あります。

金沢、富山駅を経由し、米原駅(滋賀県米原市)と直江津駅(新潟県上越市)を結んだ国鉄・JR西日本の北陸本線。近畿地方と東北地方を連絡する「日本海縦貫線」の一部として、各都市を結ぶ多くの特急列車が行き交っていました。
また特急「白鳥」は、1000km以上ある大阪~青森間を走破する日本最長の昼行特急で、それに全区間を通しで乗ることが当時、ひとつの憧れになっていたように思います。
そのダイヤは、大阪発10時40分の青森着23時40分、青森発4時50分の大阪着18時01分。およそ13時間の長旅でした。

2026年1月現在、これら北陸本線の特急・急行列車は1本も金沢駅に来ません。その役目が、新たに開業した北陸新幹線へ移ったからです。
北陸本線自体、新幹線が開業した区間はJR西日本から分離され、第三セクター鉄道になりました。
金沢駅を含む大聖寺駅(石川県加賀市)と倶利伽羅駅(石川県津幡町)のあいだ64.2kmは、「IRいしかわ鉄道」です。
富山駅を含む倶利伽羅駅と市振駅(新潟県糸魚川市)のあいだ100.1kmは、「あいの風とやま鉄道」です。
なお、同じく北陸新幹線の開業で、市振駅と直江津駅のあいだは「えちごトキめき鉄道」、敦賀駅(福井県敦賀市)と大聖寺駅のあいだは「ハピラインふくい」に変化。
かつて米原~直江津間の353.9kmを結んでいた北陸本線は、米原~敦賀間の45.9kmだけになっています。

このように、北陸新幹線の開業にあたって並行する北陸本線の石川県内をJR西日本から引き継いだのが、IRいしかわ鉄道です。
「IR」は「Ishikawa Railway」の頭文字からとられていますが、そこには「県民の皆様に親しまれる『愛ある』鉄道を目指す」という想いが込められています。
運行体系はそのとおり、地域の日常における利便性を重視した内容になっており、特急・急行列車は走っていません(JR西日本の七尾線関係を除く)。
IRいしかわ鉄道沿線の名所、見どころは、金沢市については有名どころが多数あるため省略するとして、まず、加賀笠間駅(石川県白山市)近くの「トレインパーク白山」が挙げられます。
北陸新幹線の白山車両基地に隣接する施設で、疾走する新幹線を眺めたり、新幹線に関する展示を楽しんだりすることが可能。名古屋市の「リニア・鉄道館」に展示されていた「ドクターイエロー(T3)」も2025年、この「トレインパーク白山」へやってきました。

小松駅(石川県小松市)付近には、同地が創業の地である大手建設機械メーカー、小松製作所(コマツ)の広報展示施設「こまつの杜」があります。駅を出ると目の前に超大型油圧ショベル、超大型ダンプが展示されており、圧倒されることでしょう。
加賀温泉駅(石川県加賀市)の周辺では、その名の通り温泉を楽しむことが可能。ただ「加賀温泉」は、このエリアにわく粟津温泉、片山津温泉、山代温泉、山中温泉の4か所を総称する場合でおもに使われ、「加賀温泉」という温泉があるわけではないです。
大聖寺駅(石川県加賀市)付近はかつての城下町で、加賀藩の支藩として大聖寺藩が置かれました。陶磁器の九谷焼はこの大聖寺藩で生まれたとされており、大聖寺駅の近くには石川県九谷焼美術館があります。

北陸新幹線の開業にあたって、並行する北陸本線の富山県内をJR西日本から引き継いだのが、あいの風とやま鉄道です。
「あいの風」は、富山で春から夏にかけて吹く北東のさわやかな風のことで、古く万葉集の時代から豊作、豊漁など「幸せを運ぶ風」として県民に親しまれている、とのこと。
そして「あいの風とやま鉄道」という社名は、「この『あいの風』のように県内を東西に横断し、県民に豊かさ、幸せを運び届けることができる鉄道、また、利用者との『出会い』を大切にし、県民に『愛』される鉄道を目指したいという姿勢を表すもの」だそうです。
運行体系はIRいしかわ鉄道同様、地域の日常における利便性を重視した内容になっており、特急・急行列車は走っていませんが、あいの風とやま鉄道には観光列車「一万三千尺物語」が運行されています。
あいの風とやま鉄道の新潟県側では、深さが1000mにもなる富山湾(日本海)が車窓に出現。
そしてあいの風とやま鉄道では、沿線の各所から、標高3000m級の立山連峰を眺めることが可能です。
このあわせて4000m=一万三千尺の標高差がある車窓を眺めながら、その風土が育んだ味覚を楽しもうというのが、観光列車「一万三千尺物語」です。車内で握りたての富山湾寿司などを堪能できます。

このあいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道の列車は、金沢~富山間を中心として一体的に運行されており、旅の移動手段としても便利です。
「A列車で行こう9」には、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道の両方で使われている521系電車を収録。ミックスして使うと、らしくなると思います。


A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+
Windows (Steam)
あいの風とやま鉄道沿線の名所、見どころは、富山市については有名どころが多数あるため省略するとして、まず、滑川駅(富山県滑川市)近くにある「ほたるいかミュージアム」が挙げられます。
「道の駅 ウェーブパークなめりかわ」にある施設で、富山県の味覚的な名物でもあるホタルイカの「発光ショー」や深海の生き物を見学することが可能。隣接するレストランで、それを味わうこともできます。
魚津駅(富山県魚津市)からバスなどで2kmほどの海沿いには、「特別天然記念物 魚津埋没林博物館」があります。およそ2000年前に土砂で閉じ込められて長い時間を経た、まるでタイムカプセルから出てきたような巨大な杉の根などを見学でき、時間のロマンを感じられるでしょう。
また周辺は蜃気楼の名所でもあり、運がよければ、そのロマンチックな景色にもあわせて出会えるかもしれません。

高岡駅(富山県高岡市)周辺は見どころが多いです。富山県第二の都市とされる歴史ある城下町で、重要伝統的建造物群保存地区「千本格子の家並み」、国宝の高岡山瑞龍寺、「高岡御車山祭」の「御車山」を展示する高岡御車山会館などを楽しむことができます。
また高岡市は漫画家、藤子・F・不二雄氏の出身地。「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」、路面電車(万葉線)の「ドラえもんトラム」も見どころです。
あと、高岡駅から少し西にある福岡駅(富山県高岡市)も有名です。
福岡市に行くつもりで「福岡まで」ときっぷを買ったら富山県に来てしまった、という鉄道ファン界隈定番の笑い話で。

金沢~高岡~富山間を移動するなら、早いのは新幹線ですが、IRいしかわ鉄道&あいの風とやま鉄道の旅もオススメです。
列車は倶利伽羅駅と石動駅(富山県小矢部市)のあいだで、歴史の教科書に登場する倶利伽羅峠付近を越えていきます。
木曾義仲(源義仲)が平安時代末期の1183年、角に松明をつけた牛を突撃させる「火牛の計」で平維盛軍を破ったとされる「倶利伽羅峠の戦い」の舞台です。
そんな歴史をイメージしながら車窓を眺めると、また面白いのではないでしょうか。

木曾義仲が勝利したのは事実でも「火牛の計」は創作だった、という説があるようですが、それはおいといて。
IRいしかわ鉄道の美川駅(石川県白山市)と小舞子駅(同)のあいだで渡る手取川付近も、古戦場です。
1577年、いわゆる「信長包囲網」のなかで、柴田勝家率いる織田軍と、上杉謙信率いる上杉軍が激突。上杉軍が勝利した「手取川の戦い」が、そのあたりで起きたといいます。
ちなみに「手取川」の名前の由来は、倶利伽羅峠の戦いで勝利した木曾義仲軍が京に向かってこの川を越えるとき、急流を渡るため手を取り合ったから、という説があるそうです。
JR北陸本線を引き受ける形で誕生した、あいの風とやま鉄道。その路線網が2029年ごろ、広がる予定です。
あいの風とやま鉄道の高岡駅から富山湾側へ延びているJR西日本の氷見線、山側へ延びているJR西日本の城端線を、あいの風とやま鉄道がJR西日本から引き継ぎます。
新型車両の導入計画もあるとのこと。どんな新しい風が富山に吹くのか、楽しみですね。
掲載日:2026年1月23日
提供:A列車で行こうポータルサイト「A列車jp」(https://www.atrain.jp/)